本日のお品書き〜。
色鉛筆の広い面の黒ベタはホルベインのランプブラックで決定
とりあえず見ていただきたい。
ホルベインのLamp Black
Berol EAGLECOLOR(現Sanford PRISMACOLOR )
ホルベインのBlackは赤みだけれど、塗った感じはEAGLECOLORとあまり変わらないので割愛します。
LampBlackが白くならない理由は?
画像を大きくしてみると、分かると思いますが、ホルベインのLampBlack(画像1枚目)は、ほとんどワックスが白っぽくなっておりません。
それに比べて2枚目の画像は白っぽくなっている箇所が多いです。
これは塗りが甘いのではなく、塗り過ぎて色鉛筆に含まれるワックスで白くなっているのです。
何色であっても、油性色鉛筆って塗り込み過ぎると白っぽくなってしまいます。
で、黒はそれが顕著に見えるのです。
では何故ホルベインのLampBlackは白くならないのでしょうか。
ググっても、成分などの情報は見つかりませんでした。
湿度が高くて気温も高くなってきた、この時季の日本だからLampBlackが使いやすいのかもしれないけれど・・・。
成分が知りたいなぁ。
とりあえず、下のホルベインオフィシャルサイトを見てみました。
油絵具の場合、LampBlackの顔料は「煤(すす)」だそう。
色鉛筆もそうなのかしらん。
塗っているときの触感が、言われて見れば煤っぽかもな気がするのは、気のせいかもしれないけれど。
コロリアージュだからこそ黒背景が映える
他の塗り絵や普通に絵を描くときに、私は黒は使いません。
これは色鉛筆に限らず、黒の出番はないのです。
黒って他の色を圧倒的に潰しちゃうし、よーく観察すれば、現実世界に真っ黒に見える物ってそうそうないんです。
例え黒い車であっても、光の当たり方や、周囲にある物の色によって、濃い部分でも紺色や紫や焦げ茶などに見えるんです。
しかも、黒を使うと他の色を圧倒的に潰しちゃう。
水彩画で薄めて使う分にはいいのかもしれませんけれど。
しかし。
コロリアージュってデザイン画的塗り絵なので、リアルは不要なわけです。
だから光り輝くように花や蝶を見せたければ、黒背景にすると淡いピンクや紫など、他の色が光って見えます。
人それぞれ、塗り方が違いますから、私の場合ですが。
私は今、濃い背景に凝っているのです。
で、黒だと殆どの色との相性を考えなくて良いので「重宝」なのでございます。
ただ、黒でグラデーションするときには、赤みか青みかで続く色が変わってくるので、そこは慎重に選ぶ必要が出てきますが。