おこもりさんも大海の夢を見る

諦めず、焦らず、時に倒れても海を目指して、ほふく前進する引きこもりの雑記ブログ

大車輪にチャレンジしたことありますか / 失敗を怖れない性格

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女子としては結構レアだろうけれど、男子ならレアじゃない話かもしれない。

 

小学生のとき、近所の中学校の校庭に忍び込み、鉄棒で遊んでいた。左脚が生まれつき亜脱臼していて、尚且つ筋力がなくて運動神経が切れている私でも、鉄棒は得意だった。物理的に身軽だったし、幼稚園の頃から自主練を積んでいたので。

そんな私は五年生くらいになると、小学校の鉄棒では物足りなくなっていた。

「グライダー」という鉄棒から勢いをつけて飛ぶ技も男の子たちより遠くに飛べたし、そろそろ次の技を覚えたかった。それはできれば派手なやつがいい。テレビで観た、体操選手がやるやつ。

「大車輪」がいい!

 

いくら私の背が低いと言っても、体操選手みたいな技を練習できるほどの高い鉄棒は小学校や公園にはなかった。

そこで私が注目したのが、近所の中学校だった。

中学校の鉄棒は、夢の「大車輪」の練習をするのに充分な高さがあった。背伸びをしてもジャンプしても届かないほどだ。

ある日通りかかったら、中学校には誰もいなかった。これはチャンスだ。思い立ったが吉日。やりたいことはすぐにやってみるタイプ。

 

私は、鉄棒の柱を登ってバーにぶら下がった。で、懸垂を3回ばかりやってみた。

いい感じだった。

そこで、片足をバーにひっかけ、反動をつけてグルンと回ってバーの上に乗った。

バーを握って体勢を整え、勢いよく腕と脚を伸ばし、体を真っ直ぐに下へ振った。

私のプランでは、一周回ってバーの上で逆立ちする格好になるはずだった。

はず、だったのだ。

何故だろう(バカだからだろう)失敗するパターンは想像もしていなかった。だって体操選手はグルングルンと簡単そうに回っていたし、私のイメージトレーニングは出来上がっていたのだ。

 

私の身体は途中まで大きく弧を描いた。が、体が水平になったあたりで、手が鉄棒からすっぽ抜けた。

握力が不足していたのだ。

私の身体は鉄棒の前方へ足から飛んでいって、でも上へ向けての力が働いていたので、空中で足が上になり、頭が下になった。

で、そのまま砂場の中へ着地した。頭から。

 

その痛みは、ただならぬものだった。砂場の砂って結構固くて、決してマットの変わりになるような物ではない。

だから漫画みたいに頭が刺さることもなく、ガンッて叩きつけられた。その衝撃は首に伝わり、首が体にめり込んだ気がした。一瞬「アタシ、死んだかも」と思ったほどだ。不覚にも涙がピョッと出たし、動けなかった。

幸い怪我はなく、数日の間、頭と首が痛んだだけで済んだ。石頭で良かった。

 

以降、大車輪にチャレンジしたことはない。

私はグライダーでクラスの1位2位を争う程度で、満足することにした。

それくらい、痛かったし、生命の危機を感じたのだ。

 

高校生になった時に判明したのだが、私の握力は右20キロ、左21キロだった。日常生活ができるギリギリの値らしい。ソフトボールを片手で掴めなかったし。

大車輪チャレンジ時の体重は22、3キロくらいあったと思われるから、遠心力をつけたらそりゃ、すっぽ抜けるわな。

 

懲りない(学習しない)私はその後も、「できるかどうか分からないこと」はとりあえずやってみるという姿勢を崩さなかった。

で、何度も危険な目にあったり、痛い思いをすることになるのだが、それはまた別の機会に書こう。

 

 

今週のお題「激レア体験」