先に宣言しよう。人々が既に取りざたしている問題について文句を言うが、私はこのドラマを観続けるだろう。
衣装に関しては黒澤和子氏と知ってから、ハリウッドファンタジーや、黒澤監督作品のような鮮やかな色になるとは想像していた。
で、実際にその通りだったのだが・・・・。
ドキュメンタリーじゃないのだから、色合いは鮮やかで良いと思う。鮮やかでなければ黒澤和子氏の仕事じゃない。
しかし、幾ら何でも、おろし立ての着物感バリバリで、折り目が入っていて、何ならノリまで効いてるんじゃないか、ってのはどうだろうか。
ここは、いずれ担当スタッフなりディレクターなりが気づいてくれる事を願う。
でね、映像の大問題。緑がハレーションしてる。加工のやり過ぎ。
うちのテレビのせいなのか?目がチカチカするし、酔ってしまうのだが。
まあ、これもいずれ調整してくれるよう祈る。
最大の難所は「CG」だ。仕事が、雑すぎる。
以前の大河で、上杉謙信役のガクトが登場するシーンが、ゲーム映像のようで浮いていたのが話題になったが、あれはあれで良かった。
だから、大河の映像がアバターチックだっていいと思っている。
あからさまではあるが、太陽光は演出として受け容れよう。
しかし、家事のシーンの、あの炎は酷かった。あれはいかん。CGであれをやるなら、特撮の方がいい。
ゴジラの鼻息だって、もっとリアルってもんだ。
だって、あのシーン、帰蝶女優問題とは関係ないでしょ。日程がどうのじゃないでしょ。
本能寺の変の火事が同様だったら、泣くよ。お願いだから、軌道修正してくれろ。
門脇麦ちゃんが、実力を出せていないのは、もしかして時代劇初めてだとかだろうか。まあ、まだ始まったばかりだし、演者も製作陣も徐々にこなれてゆくと信じよう。
オープニングや風景のシーンなど、美しくカッコいいところも沢山あった。映像的な愉しみはソコに見出そうと思う。