再放送をやっていたので、一気に観た。2002年の月9だったようだ。
一話目を観たら、木村拓哉がやけに綺麗な顔をしていたので、二話目も観た。どんな話なのかまるで想像がつかない。でもまあ、木村拓哉の瞳が剣呑な感じだったので、三話目も観た。彼は綺麗な顔をした悪魔かそれともただの不憫な子なのか。
ここまで観れば、四話目から様々な事柄が動き始めるので、あとはハラハラする展開になる。
で、井川遥がヒロインかと思いきや、話が進むにつれて深津絵里がヒロインだったんだーと、間抜けな私は気が付いた。
一言でいえば、エゲツない救いもないドラマ。
主人公の悪魔的な木村拓哉も、刑事役のさんまも、妹の深津絵里も不憫すぎるのだ。
一瞬見ただけで写真のように記憶する主人公(木村拓哉)の能力については、最後まで解明されないし。
しかも、絶望のどん底で、辛いはずのさんまが、最後に微笑むのだ。
ここ!この演出が分からん。
単純に悲劇で終わらせてくれるか、普通に現場から立ち去って欲しい。
あえて微笑ませたのは、なじぇなの?
もしかして実は悪魔はさんまだったって話?などと深読みしたくなるシーンだった。
脚本は北川悦吏子。
「素顔のままで」「ロングバケーション」「最後の恋」「ビューティフルライフ」とまあ、意外と観ていた。
でも、この「空から降る一億の星」はスッキリせん。
さんまの微笑に気づかなければ、あるいは理解できれば、スッキリした筈なのに。最後の、ほんの1カットに疑念を持っただけで、これほどモヤるなんて。
脚本なのか演出なのかは知らないけれど。
私の安眠の為にも、教えて欲しい。あれは一体なんのカットだったのーっ!?
たくさんの人が次々と死んでいく中で、柴咲コウ演ずる少女だけは救われたかもしれんな。
でも、もしもさんまが悪魔だったとしたら、彼女も危険なわけで。
頼む、はっきりさせてくれ〜と、懇願したくなる。
そんなドラマだった。主要人物を殺しているから続編はないだろう。
スピンオフか何かでやってくれないかなぁ。20年後の話でいいからさ。
おや、本が出ているよ。これで解明されてるのかなぁ。でもノベライズってことだから、親切なネタバラシはないかな。