高橋大輔が出なくなってから、フィギュアを観ていなかった。
・・・・ら、女子が凄いことになっていた。
トリプルアクセルは当然になって、四回転三回転のコンビネーションって男子か!?
その四回転を跳んだロシアの二人の女の子の体型、まるで小学生のように細くて小さい。男子の四回転より鋭い回転は見応えがある。あるけども、なんだか不健全さを感じた。
筋肉はあるのだけれど、ザギトワちゃんが出てきたときの感じとは違う。ザギトワちゃんも細かったし、小さかったけれど、不健全さは感じなかった。
もっとも、バレエ大国のロシアだから、小柄なDNAを持つ子を特訓したのかもしれない。しかし、二人とも15歳ってことだから、2、3年で体型が変わって、跳べなくなるのかもしれないのだ。それでいいのか。
あの可愛いザギトワちゃんが、すっかり美しい女性に変身して、調子を崩していた。だが、表現力は格段に上がっていて、実に素晴らしい演技だった。確かにジャンプは残念だったが、そんなにジャンプしなきゃならないのかと、どうしても疑問が湧いてしまう。
紀平梨花も四回転にチャレンジしていたが、そんなに無理することもなかろう。安藤美姫の時から思っていたことだ。アスリートは無理してナンボかもしれないが、やはり人間の構造的に無理なことをする必要は無い気がする。
スケート靴が進化して衝撃を和らげてくれるならともかくよ。
私は元々、村主章枝や高橋大輔のスケートが好きなので、アスリート的見方をしていないのかもしれない。
やはりアスリートとしては、表現よりも難易度の高い大技なんでしょうかね。
個人的には技は、軸のブレない高速スピンとか、コンビネーションの流れとかでいいんじゃなかろうかと思うのだが。
いっそジャンプは、走り幅跳びみたいな、ジャンプだけって形の別競技にしてしまうとか。
男子も、羽生選手、四回転アクセルしなくていいと思うのよね。それよりも内容が詰まった凄いプログラムを見せて欲しいのね。
真央ちゃんの仮面舞踏会みたいなヤツ。瞬きできないほどの演技構成を希望。
しかし、四回転を跳ばなかったが完璧だったコストルナヤが金メダルだったのには、ホッとした。とは言っても、三回転のコンビとか、ジャンプしまくっていたけれど。
コストルナヤは健康的な体型で安心して観ていられた。技術も表現も内容が素晴らしい完璧なフリーだったし。
そもそもフィギュアをアイスショーのような現在のプログラムでやるのは、スポーツとしては難しいんじゃないだろうか。
まあそれを言ったら、シンクロナイズドスイミングも同じか。
フィギュアのジャンプが過酷に思えるのは、転倒して怪我するリスクと、着氷のたびにかかる脚への負荷を想像するからかもしれない。
バレエの公演を観ていても不安にならないんだけどなぁ。
ま、素人の余計な心配なんだろうな。っと。