おこもりさんも大海の夢を見る

諦めず、焦らず、時に倒れても海を目指して、ほふく前進する引きこもりの雑記ブログ

少女漫画というカテゴリーに収まりきれない作品

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ニュースだのワイドショーだのに腹を立てたり、歯が痛くてうめいていたら、11月になっていた。あれまぁ。

で、久しぶりにお題をやってみる。漫画ってことだが、少女漫画と思うなかれなブツを挙げてみる。

 

吉野朔実は特別なのだ

本好きだが、漫画も大好きで、そりゃもう山ほど読んできた。本が読めなくなってからは、漫画も読んでいない。

話題になる漫画より、話題にできないものの方が好きだったりする。

例えば、故吉野朔実の「ピリオド」。児童虐待ものだから話しにくい。

吉野朔実が好きで好きで、トークイベントに行ったくらいだ。とても細身で美人でかっこいい姐さんだった。

「いたいけな瞳」も素晴らしい短中編集だ。

どの作品も文学的で、哲学的で、叙情的。そんでもって歪な心理を描いたら天下一品。だから、刺さる人には刺さるけれど、刺さらない人には、全く理解不能だと思われる。

若くして亡くなったのが惜しまれる。

 period (IKKI COMIX) 

 

 

いたいけな瞳 コミック 全8巻完結セット (ぶーけコミックスワイド版)

 

エネルギーをくれる青池保子

外国人の描きわけが凄い。イギリス人とフランス人とロシア人とドイツ人と・・・・ちゃんと分かるのだ。

何がポイントなのか、絵には疎い私にゃ分からない。

代表作は「エロイカより愛をこめて」だが、私は笑える「修道士ファルコ」を推して置こう。頭にあるアザの形が他の修道士の心をざわつかせるので、トンスラ(ザビエルの頭ね)を禁じられた修道士の話だ。

それ以上にオススメなのが「アルカサル」。笑いどころもたっぷりだが、生命力の強いスペインの王がエネルギーを与えてくれる。

「闘志」を思い出すときに、これを読むといい感じだ。

修道士ファルコ (秋田書店) コミック 1-5巻セット (プリンセスコミックス)

アルカサル-王城- コミック 全13巻完結セット (プリンセスコミックス)

 

大御所すぎる萩尾望都

ポーの一族」や「トーマの心臓」が代表作なんだろうが、私の中では内容がエグい「残酷な神が支配する」が圧倒的一位。良い子は読んじゃいけないほどエグい内容で、ざっと紹介するのも躊躇われるほど。

どこをどうしたらこんなストーリーや心理描写が描けるんだろうと、圧倒される。

サイコスリラーめいたところも、すっごく怖い。

残酷な神が支配する(10) (小学館文庫)

絵が綺麗だが内容が凄絶な清水玲子

猟奇的SFと分類したらいいのかな。「輝夜姫」はまあ読み応えがある。選ばれし子供達のドナーとして育てられた子供達の話。色んな闇要素が盛り込まれているが、何しろ絵がクールビューティーなので、画面がグロ鮮やか。

キャラの三頭身化をしないでくれると、もっと緊張感が保たれるのになあと、個人的には惜しい気持ちになる。でも、そうでもしないと、大抵の読者は疲れちゃうのかなと想像している。

もう一作、めちゃくちゃ好きなのが「秘密」。警察もの(?)。分類に困るなぁ。主人公の繊細で怜悧な美男の刑事と、長身で誠実な相棒の組み合わせは、清水玲子の鉄板。その中でも、これはとりわけ内容がハードだ。

輝夜姫」も「秘密」も、画像が見つからないから文庫版を載せるが、是非とも単行本で読んでいただきたい。とても人間業とは思えない硬質な線で描かれる世界が美しいので。

輝夜姫 漫画文庫 全14巻 完結セット (白泉社文庫)

秘密(トップ・シークレット) コミック 全12巻 完結セット (ジェッツコミックス)

 

今週のお題「好きな漫画」