白髪が目立つようになってから、ピンク色に染めている。だが、光が当たっているのをよくよく見れば、ピンクっぽいかな程度で、観察しなければ黒髪にしか見えない。
不満だ。
完全に真っピンクじゃなくていいのだが、もう少しピンクを前に出したい。せっかく大枚はたいて染めているんだもの。
しかし、これは私の髪質の問題なのだ。とにかく細くて硬い髪で、まっすぐであろうとする意思が強い。ベリーショートにすると、ほぼネギ坊主になる。
三つ編みをしても、ゴムの中で髪が回ってしまい、解ける。一瞬だけ三つ編みが成功しても、それは硬い棒状のもので、頭から下向きにツノが二本生えている格好になる。
細いため、時々毛先が顔に刺さって痛かったりもする。抜くときは更に痛い。鬼太郎の髪の毛針、修行したらできるかもしれん。
脱色も大変で、一般的な人の4倍の液体と時間を要する。パーマはかかる前に皮膚が負けるので諦めた。ブローをしてもらっても、美容室から一歩外に出て、風に吹かれれば御破算だ。
ここ数年は老化のため、少しコシが弱くなって、扱いやすくなった。で、白髪が目立ち始めたので、ツレに勧められてカラーをすることになった。
だが、まだまだ脱色が仕切れないのか、黒いところは黒いママだ。まあ、特別お安い美容室へ行っているので仕方がない。
早く完全に白髪頭にならないかしらと思うことがある。そうしたら、短髪を真っ白に染めてみたい。
ファンキーな婆さんになって、日焼けを物ともせずに、海に潜りに行きたい。