避難したその後に
夏休みも、そろそろ終わりますね。憂鬱になっている人たち、大人も子供もいるでしょう。
死ぬぐらいなら、病むぐらいなら、学校も会社も行かないで良い。それには全面的に同意します。
特に「いじめ」に悩む子供達には、避難することが大事だと考えています。それに対して、大人は必要ならば病院に相談したりしていただきたい。転校が有効な場合は、それもいいでしょう。
では、その後どうするのでしょうか。
大人になっても、社会に出ても「いじめ」はついて回ります。いじめられる側から、いじめる側にいくケースが往往にしてありますが、私はこれを良しとしません。
いじめに対して有効と考えられる方法がいくつかあります。私は専門家でもありませんし、一人一人の性質というものもありますから、保証は出来ませんが、私の経験から、ご紹介したいと思います。
逃げ続けてはいられないので
具体的対抗策
- 成績優秀者になる
- 読書
- 合気道(棒術や護身術でも良い)
私を救ったのは、この三つ。
注意点として、成績に関しては、向き不向きもありますし、裏目に出て「やっかまれる」こともあります。出る杭は打たれるというアレです。
読書は、一人でいることが楽になります。また、図書館を利用すれば、金銭的負担もなく、お手軽です。哲学に触れたり、論理的思考を得ることができれば、更に有効です。ただし、思想や宗教は危険なので、そこのところは気をつける必要があります。
私が、一番効果があると思っているのは「合気道」です。私の場合は父に教えられた護身術でした。これは、物理的に身を守れる他に、佇まいが変わるとか、精神的に優位に立てることで、心に余裕が生まれます。やめて欲しいことを「やめて」と言えるようになることもあります。
本来は武道なら何でも良いのですが、イジメに合う子の場合、武道の中で攻撃的なものよりも、防御するタイプのものが合うでしょう。
合気道は関節技なので、筋力がなくても大丈夫なところが、老若男女関係なく有効です。
成績も合気道も、自分に自信がつくので、その雰囲気から、周囲にいじめにくく感じさせるという効果も期待できます。
万能なものはありませんが、環境を変えるにしても、不登校を貫くにしても、いずれは社会に出るでしょう。社会に出てからのイジメはえげつないものです。なので、イジメに怯まない何がか必要です。
最悪の事態を回避する
私は集団に馴染むことができないので、影に日向に嫌がらせをされ続けました。学生時代も社会に出てからも。
それでも卑屈になることなく過ごせたのは、持って生まれた資質が大きいのでしょうが、やはり前述の3つのことにより、最悪の事態を避けることができたと考えています。
やられっぱなしで黙っているタイプではないことが分かると、「イジメ」にまで発展せず、嫌がらせ程度で済むのです。そして、それに対して、腹はたちましたが、心を傷めずに済みました。
優しさには強さが必要
昔と違って、今のイジメは陰湿だと聞きます。それでも違う世界を知ることや、自己の内面世界を持つことで、マイペースで過ごせます。
学校なんて行かなくていい。けれど、来るべき戦いに備えて、爪を研ぐことも忘れちゃいけない。優しいだけでは生きていけません。強さがないと優しさも発揮できないのです。