おこもりさんも大海の夢を見る

諦めず、焦らず、時に倒れても海を目指して、ほふく前進する引きこもりの雑記ブログ

悪夢を夏目漱石風に書いてみる

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こんな夢を見た。

病院の分娩室で、母が私を産もうとしている。取り上げる医師の右隣に私は立っていた。産まれてくる自分の出産に私は立ち会っているのだった。

医師は、取り上げた私をタオルに乗せると、立ち会っている私にヒョイと寄越した。

見ると、産まれたばかりの私は頭部だけの代物で、手足どころか胴体すらなかった。首の下が丸まっているのである。しかも、顔は赤ん坊らしく小さく皺くちゃだが、頭部が異常に大きい。無花果の実をを逆さにしたような、歪な形をしているのだった。

私は驚きと気味の悪さから「ヒッ」と、声をあげそうになった。

この赤ん坊の私は生きているのだろうか。医師に問うと、異常ではあるが、徐々に体が出来てくるから大丈夫だと言う。

なるほどと思い、改めて産まれたばかりの自分を見た。これが生きているのかと思うと、なんだか余計に気味が悪くなった。どこかへ放り投げてしまいたい衝動に駆られた。

ああ、だから母は私を愛さなかったのだなと、得心した。

 

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昼間見た夢を、夏目漱石の「夢十夜」風にしてみた。ひどい悪夢だった。

いつもと違って、フルカラーに匂いつきじゃなかったのは幸いだった。でも、感触はあったし、吐き気がした。

普段は悪夢を書いたりしないのだが、あまりにも現実離れしているので、怖さが半減しているし、自分の出産に立ち会うというバカバカしさを書いてみたくなった。

それに私は「夢十夜」が大好きなのだ。

夢は記憶の整理をする際に脳が見る映像を、これまた脳がストーリー仕立てに勝手に後付けしているものらしい。

その説でいうと、私の脳は狂っているとしか思えない。子供の頃から、見る夢の大半が悪夢なのだが、その趣味の悪さには脱帽する。

悪夢で商売が出来そうなほど、嫌なストックがある。怖いとか気持ち悪いとか、両方とか。売って忘れられるなら、売っぱらいたい。安値で大売り出ししたい。いや、少額なら逆にこちらから支払いをしてもいい。

獏をペットにしていらっしゃる方、餌にいかがでしょうか。当方、強烈な悪夢各種取り揃えております。