会社に行くことさえ辛くなってきた頃に、音楽に勢いをもらって、戦闘態勢で何とか出社していた。聴いていたのは、BON・JOVIとかトップガンのテーマとか。浜田麻里ならノリのいい「Magic」だった。
ただ、勢いでは疲れてしまう時に聴いていたのが、浜田麻里の「PROMISE IN THE HISTORY」だった。
その前に「Rain」を紹介したい。同じ浜田麻里のバラードで、好きな曲だが、出勤時には向かない。帰ってから聴くといい感じに泣ける曲。
「RAIN」作詞:浜田麻里
ぬけだしてく 勇気もてない哀しみ
愛せるほどに 孤独にはまだ慣れていないから
ah 空にはばたく ah 小鳥のような
自由さがもてない
歩いても歩いても 行く先は迷い道だけ
「(会社から)ぬけだしてく勇気もてない哀しみ」でいっぱいだった。「愛せるほどに(無職という)孤独にはまだ慣れていな」かったので、ただただ「歩いても(はたらけど)歩いても(はたらけど)行く先は迷い道だけ(わが仕事楽にならざり・・・)」な気持ちだった。
押し寄せる仕事が、わんこそばを超えていたのだ。一杯食べ終わ---省略中略以下省略---な状態であった。
そこで力が湧いてくる曲の出番。
「PROMISE IN THE HIStORY」作詞:Mari Hamada
心も身体も疲れ果てても
消えない命の光をたどって
痛みを引きずる時を刻んでも
見えない心の絆をたぐって
(中略)
Promise in the history 愛を失っても
Promise in the history 歩みゆく 道がある限り
曲調が力強いバラード。何しろ深刻なほど「心も身体も疲れ果てて」いて「痛みを引きず」って出社していた。
「Promise in the」からサビなのだが「愛を失っても」の後に、高音の「ah~~ahahah~」というコーラスが気持ちよく入っている。で「歩みゆく 道がある限り」で、大地を踏みしめて立ち上がり進め!あたし!と力が湧いてくる。両手を握りこぶしにし、グオオオーーーーッと会社に向かっていったものだ。どんな困難な状況にも負けるもんか、かかって来やがれ、という心境になれた。
三千円近い滋養強壮剤だけではダメなほど疲疲労困憊している朝の、最後の曲頼みだった。どれだけ、この曲に助けられたことか。しみじみ。
二度とそこまで頑張らないと誓ったけれど、この曲に心から感謝の気持ちを捧げたい。
今週のお題「わたしの好きな歌」