色の名前が気になる私、歌詞に出てくる色も気になる。
松田聖子の「瞳はダイヤモンド」。
出だしの「映画色の街」は、松本隆作詞あるあるらしい。
「それってどんな色?」と、当時の私は固まった。
頭がそれなので、気になると以降の歌詞は聴こえない。
だが「美しい日々が切れ切れに映る」と続くのだ。
美しい日々の色なのか、それが映えるベースの色なのか。
聴くたびに違う色の街が頭の中に出てくる。
雰囲気があるし、響きも美しい。良い造語だ。
けど、わざわざ「映画色」なんだから「セピア色」じゃ無いし、
「モノトーン」でも「銀幕」でも無いはずで・・・・。ほわん、としている。
だが、なんだか、なんとなく伝わってくるものがある、気がする。
凄い色を考えついたものだ。松本隆ご本人に聞いてみたい。
モノトーンなのかカラフルなのか。淡いのかビビットなのか。
とはいうものの、聴いた人に「映画色」を塗らせたら、
いろんな色が出てくること間違いないだろう。
「映画色の絵画展」みたいなのを誰かやってくれないだろうか。
私の中にある第一候補は「藤城清治の淡い影絵を半透明にした」感じ。
ちなみに「春色の汽車」の方には惹かれなかった。
汽車は季節を問わずマルーン色がいい。赤味のこげ茶。
海に行く各駅停車なら、マルーン一択。
頑固一徹。
今週のお題「わたしの好きな色」