先日、病院へ行ったら、担当医に、「顔色がいいですね」と言われた。
その時私は大きなマスクを着けていたし、メガネもかけていた。
この状態で、なぜ顔色がわかる!?
スーパードクターじゃん、すげー。びっくり。
・・・・というわけではない。
ツレ曰く私の顔には「何でも書いてある」そうだ。
トマト食べようかな、グレープフルーツにしようかな。
飲みたいけど動きたくなーい、コーヒー入れてくれないかな。
トイレに行きたいけど、キリのいいとこまで我慢しようかな。
買ってきてもらった大福とエクレア、どっちにしよう。
明日歯医者だ、やだな、やだな、ううううう。
こういうことが全て、顔に書いてあるらしい。
なので、ツレは先回りしてあれこれしてくれる。
ありがたいが、本人としては気まずい現象だ。
私は相当に正直者である。
これは、結果としてそうなっているだけ。
嘘がつけないのだから仕方がない。
嘘はバレるものだと思っていて、バレると面倒臭い。
そもそも嘘をつく前に、先読みされている。
しかし、そんな私でも、いざ勝負というときは、
さらりと嘘がつける。
ダウトは絶対に負けない。勝てなくとも、負けない。
・・・・それくらいしか心当たりがない。
そして、ダウトをやる機会なんてない。
そんな訳で、嘘も見栄もなく、いたってシンプルに生きている。
そういう風に生きるしかない。
で、これって結構楽な生き方だったりする。
アホにはアホなりの生きる道が残されているのだな。