おこもりさんも大海の夢を見る

諦めず、焦らず、時に倒れても海を目指して、ほふく前進する引きこもりの雑記ブログ

桜の記憶

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まだ歩けない頃の、古い記憶がある。

陽だまりの中で見た、一本の桜の樹のほわんと淡い色彩。

 

田舎の家の敷地奥に小高い場所があった。丘とは雰囲気が違うし、山というには小さくて、竹林を登ると畑がある、そんな場所だった。

隣との境界のところに桜の木が一本だけあり、一度だけお花見に行ったことがある。

 

祖母や伯母と少し年上の男の子、それと二歳になったかどうかくらいの私。他に大人が一人くらいいたかもしれない。畑の脇にシートを敷いて、お重を広げ。

何分幼い頃の記憶なので、ぼんやりしていて全容は分からない。

 

ただ、それはとても温かな記憶で、思い出すと幸せな気持ちになる。

みんなが笑っていて、私は男の子の背中に乗せてもらい、とてもご機嫌で。

 

私には、本当に背中に乗っていいのかな、という遠慮があったけれど、

乗せてもらって、ぎゅっと背中に抱きついて、嬉しくってはしゃいだ。

 

桜の花と春の空の色、笑い声。

今は遠い福島での、ひと時。

 

 

 

                          今週のお題「桜」