個人差があるのを前提として。
しつけでお尻を叩くくらいは必要だ、という意見をちょいちょい見かける。
やめてください。
(ここから追記)
“他人のものを盗んだのでお尻を叩いた”という例をしつけと主張したジャーナリストの木村太郎氏(81)は「しつけに尻叩くのは、万国共通なんです。お尻叩く分には(痛いだけで)何にも害がない。世界的に認められてるしつけなんですよ」と笑顔を交えて語った。
上記引用記事の最後の段が問題なのです。
「他人のものを盗んだ」のが2回目以上であれば、尻を叩こうが、ぶっ飛ばそうが、御家庭なりの方法でよろしいかと思います。
個人的には冷静に法律を教えられるのが、理解できましたけどね。
私が4歳くらいの頃の出来事。道路上に飛び出していたカボチャを収穫して意気揚々と帰ると、珍しく母親が静かに違法であることを教えてくれました。
例え敷地から飛び出していても、勝手に収穫するのは犯罪になることを一発で覚えました。
暴力や怒鳴り声は、本来の問題を子供の頭から吹っ飛ばし、結果怒られたという記憶だけが残りがちです。
尻に話を戻しましょう。
「お尻叩く分には(痛いだけで)何にも害がない」ここ!ここが問題なのです。
害はあります。子供によっては、精神的傷を負うのです。例え親であっても、尻を触られたくないし、力任せに押さえつけられて、屈辱的な姿勢を取らされ、あろうことか叩かれる。冗談じゃない。
顔に張り手をかまされる方が、よっぽどマシです。そういう子供もいるのです。
それは、私だ!
(ここまで追記)
私の経験では、三歳の時にはすでに、恥辱、屈辱という感情を持っていました。
なので、お尻への注射は拒否していたし、無理やりされた時はもう、怒りでいっぱいでした。
尻叩きもそうです。事の是非なんて吹っ飛んで、恥辱を味合わされたと、怒り心頭。
保育園や幼稚園の寒風摩擦や、半裸でのプール遊びも、勘弁なりません。
私はたまたま、まともに幼稚園に通っていないので、経験ありませんが、
子供だからといってパンツ一丁で外に出すなんて、デリカシーがないっ!
男女がどうしたではなく、三歳にもなれば、洋服を着ないで外に出ることに抵抗を感じる子もいるのです。
赤ちゃん扱いされていると、憤慨する子もいるのです。
子供はね、大人が思う以上に、頭の中は大人だったりすることがあるんですよ。
私は幼稚園のお遊戯が子供っぽくて嫌だったくらいの変人なので、特殊かもしれませんけど。