おこもりさんも大海の夢を見る

諦めず、焦らず、時に倒れても海を目指して、ほふく前進する引きこもりの雑記ブログ

2.レビュー-4.本

「風の墓碑銘(女刑事音道貴子シリーズ)第六弾 / 乃南アサ

いやあ、面白かった! 「こいつが怪しい!」「あれれ違ったかな」「やっぱり怪しいのはこいつだ!」と、心の中でやいのやいのと騒ぎながら読んだ。 「白骨死体が見つかる」事件と「徘徊老人が殺される」事件。二つの事件が絡み合い、間に「刑事を騙る者が誰…

【一部ネタバレ有り】「嗤う闇」乃南アサ / 生活や人生に根ざした中短編集

「女刑事 音道貴子シリーズ」第四弾。 30ページが短編の目安だと、随分昔どこかで読んだ。とすると「嗤う闇」は60ページくらいのが4本だから、中短編ということになるだろうか。 カバーの折り返しには短編集と書かれているが、このシリーズの前2作の短編よ…

【ネタバレ有り】「未練(女刑事シリーズ)」乃南アサ / 短編で重い事件は厳しい

女刑事 音道貴子シリーズの第四弾「未練」。6編収録で、刑事の生活に焦点を当てた話が多いものの、第二弾の「花散る頃の殺人」よりも事件が起きるので、読み応えがあった。 ただ、ただね。現時点で不満が二つある。 一つは「立川古物商殺人事件」と「殺人者…

「鎖」乃南アサ / 女刑事音道貴子シリーズ三弾の長編

やっぱり、長編だったせいか、面白かった。 文庫本で上下巻だったけれど、猫に邪魔されつつも、二日で読めた。これは、文章が理解できない症を発してから、初の快挙だ。 「鎖」は、凄惨で不可解な拝み屋宅での四人殺害事件で始まる。大人四人の血まみれ遺体…

「花散る頃の殺人」乃南アサ / シリーズなのに短編集だった

「凍える牙」が面白かったので、シリーズ第二弾を借りてみたら、短編が六本入っていた。 で、今更気が付いたのだが「女刑事 音道貴子」とシリーズ名が表紙にある。「女刑事」って、看護婦が看護師となった時代にちょいと感覚が古いんじゃないか。そう思った…

「妄想国語辞典 / 野澤幸司」/ 先を読もうか迷いが生じる項目

「妄想国語辞典」という名前に惹かれて、図書館で借りてきた。 だが、今、先を読み進めようかどうか迷って、一旦閉じてしまった。 これは著者のみならず、編集者、校正者など、関係者全体の問題だと思う。「辞典」というからには、言葉はちゃんとチェックし…

「凍える牙」乃南アサ / 狼犬が美しく悲しすぎる

レストランで突然、客の一人が燃えるという事件が起きる。愛想のない女性刑事が中年男の刑事と組まされ、事件を追っていると、犬(ウルフドッグ)に咬み殺されたと思しき事件が起きる。一見関係のなさそうな二つの事件。一方、ウルフドッグによる殺人事件は…

「八日目の蝉」をやっと読んだら映画と違っていた

よくあることです。原作と映画やドラマが違うって。映画だけを観て、深読みして、勝手に共感したつもりになっていた自分がかなしいだけよ。 誘拐された乳児が母親だと思っていたのは誘拐犯で、実親の元に戻されるが、家は機能不全家庭。自分の居場所がない。…

【読了】正しい恨みの晴らし方ー科学で読み解くネガティブ感情ー / 中野信子・澤田匡人

本が読めたよー!万歳っ!!実はヘトヘトだけど。理解できた部分の方が少ない気がするけど。何年ぶりだろう。感慨深くて少し泣けてる。 なぜこの本を借りてきたのか。それはタイトルが素敵だからだ。「正しい」恨みの晴らし方。ネガティブ感情を「科学」で解…